1年後(2007年10月)に郵政民営化をひかえ、今日の劣悪なゆうメイトの雇用と労働条件の改善を求め、さらに、民営化時における無条件、完全な雇用の継続も求め、新たな取り組みを開始することを交流会に集まった100人の仲間がお互いに確認し、「第3回ゆうメイト全国交流会アピール」を採択しました。
 全国のゆうメイトは、
“つながろう!広がろう!助け合おう!”

全国の郵政職場で今16万人以上のゆうメイトが働いている。
私たちがいなければ、郵政事業は一日たりとも維持することができない。
郵便局や公社の幹部たちは、ゆうメイトなど「サポートが必要であり、雇用が継続できるよう努力する」と発言しているが、私たちは、けっして「サポーター」ではない。事業の根幹を日々担っているのだ。「雇用の継続」は当たり前のことである。

郵政民営化を前にして、職場は浮き足立ち、恐々としている。「こんなことでは民営化になればやっていけないぞ」管理者たちは容赦なく罵声を発している。また、JPSという名の「生産性向上運動」は、ゆうメイトに対しても一方的な勤務時間数の削減や労働加重を押しつけてきている。そして、その一方では人材派遣事業でもないのに「キャリアスタッフ」と命名されたゆうメイトづくりが始まっている。ゆうメイトの間にも競争と格差が持ち込まれようとしている。

最近、一部の支社で「良質なゆうメイトの確保」なる指示文書が出された。そこでは、「良質とは言い難いゆうメイトの再雇用は行わないよう見極めを」せよと言われている。この動きは、全国へ広がろうとしている。しかし、何を持って「良質」と評価するのだろうか。これまでのスキル評価がそうであったようにその「基準」はいつでも変えられ、管理職がかってな判断をする可能性が強い。

こういう中で私たちは、第3回ゆうメイト交流会を開催した。「民営化」まであと一年となった中で職場の様々な問題を交流し合った。多くの局でゆうメイトの賃金や労働条件が悪化し、理不尽な雇い止めも後を絶たない実態が明らかになった。だが、それらに対して泣き寝入りをするのではなく「人らしく扱え」と異議申し立てし、立ち上がった闘いの報告もなされた。今回、交流会で報告された数々の貴重な内容を私たちは共有し全国へ発信していく。私たちは、ゆうメイトの雇用問題がいよいよ大きな山場を迎える2007年、雇用の確保と労働条件の改善を求めて新たな取り組みを開始する。
全国のゆうメイトは、“つながろう!広がろう!助け合おう!”

一、セクハラ、いじめ、賃下げ、雇い止めは許さない!
一、民営新会社へのゆうメイト全員の雇用継続を!
一、民営新会社での労働条件の引き下げは許さない!
一、新会社では、均等処遇を!雇用の安全を!職員への採用の道を!

2006年10月8日

        第3回ゆうメイト全国交流会参加者一同